我慢弱さが強みになる【Woomaxブログ】

今年1月に渋谷でカフェで働く分身型ロボットOriHimeが話題になりました。この分身型ロボット開発は吉藤さん自身が小5のころ、入院と自宅療養で長期に学校を休まなくてはいけなかった時期に学校に自分の居場所がなくなったかのように感じて不登校になったことが契機となったそうです。

日経ビジネスのインタビューで、不登校だったからこそ培われた力として吉藤さんは自分の「我慢弱さ」を挙げています。

「学校に行くと、集団生活の中で価値観が統一され、いつの間にか我慢することを覚えてしまう。
中学は1年間だけ、工業高校、高等専門学校、早稲田大学には一応通っていましたが、授業にはあまりでず、自分の好きなことだけをやっていました。だから、協調性がないし、空気も読めません。とても我慢弱いです。ダメと言われたことでも、なぜダメなのかを突き詰めて、ダメ(の本質部分のみ)を排除し、なんとかできるようにしようとします。」

学校交流で特別支援学校に行って車いすを押したときに
歩道にある本当に小さな段差でも躓いたり傾いたりすることを
当事者たちは「こんなもんだよ」というけれど、
吉藤さんは持ち前の「我慢弱さ」から「もっと使いやすくできないか」と
工業高校時代は、来る日も来る日もタイヤやいすを改良し、
傾かず、段差も楽に乗り越えられる車いすを開発したとのこと。

世間の顔色を窺わない、この「我慢弱さ」こそが、吉藤さんにとって何かを生み出す契機なんですね。

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